効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■はやぶさ2

小惑星探査機はやぶさ2が、小惑星リュウグウ表面で採取した資料を持って地球に戻ってきた。6日に資料が入った円盤カプセルが放出されるのだが、この最後の行程も極めて精妙な制御が要求される。円盤が大気圏に突入すると高温になるし、円盤の形状にもし歪みが生まれていれば、予定の場所に落ちない可能性もある。だが、ここまで何とか制御プログラムの修正を重ねながら帰ってきたのだから、有終の美を飾らせてやりたいものだ。

機体の開発と運用を担当したのはNECの大島武プロジェクトマネジャー。これまでを振り返っての話には、よく身体がもったものだと感じさせる苦労があったようだ。はやぶさ2は14年12月3日、鹿児島・種子島からH2Aロケットで打ち上げられた。6年に及ぶ旅のハイライトは、リュウグウへの最初の着陸と、弾丸により舞い上がった岩石の採取だったようだ。大島さんによると、リュウグウはあまりにも「想定外」の場所だった。リュウグウの表面は平らな砂地だと予想していたら、実際は岩だらけ。当初の18年10月の着陸実施予定は延期を余儀なくされたのだった。なんとか迎えた19年2月22日の着陸当日、はやぶさ2はプログラムの一時不調で、誤った機体の位置情報を地球に送ってきた。急遽プログラムを組み直すことで着陸に成功。機体が上昇に転じているデータが管制室に入り、「成功だ」と周囲が大喜びする中、大島さんは「本当に成功したことを確認するまでは喜べない」としばらく冷静だったようだ。やがてサンプルを採取する装置が着地したこと、着陸時の「弾丸発射」に伴う温度の上昇などすべてのデータを確認し、成功を確信した大嶋さんは、涙が止まらなかったという。

臨機応変での対応で問題点を克服してきたはやぶさ2。6日の着陸、というより落下が、目標地点を大きく外れることがないことを祈りたい。

 

 

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