効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

モーター出力のアップ

モーターは大きいものから小さいものまで無数にあるが、その効率が問題にされることは少ない。定格出力がきちんと出て、全体の作業に問題がなければそれで良しとされてきた。しかし、モーターの効率を調べると、価格の高いモーターが高い効率を示すとは言えないそうだ。日東電工は24日、モーターの出力が2〜3割向上する高性能磁石を開発したと発表した。ハイブリッド車や電気自動車など自動車分野のほか、産業用機械、家電などでの用途も見込む。2016年からサンプル出荷を始める計画。ネオジムや鉄などを特殊加工した結果、モーターに搭載すると磁力が従来品より4〜5割高まるという。磁力が高まることで軽量化にもつながるとしている。これから電力消費の削減が一層推進されなければならないが、特に工場設備のモーターについて、効率調査を大規模に行う必要があるだろう。感覚的なチェックの仕方は、遠隔温度センサーで温度を測るだけで、少なくとも効率の比較をすることはできる。モーターが高温になっていれば、過負荷で動いているか、基本的な効率が低いケースが多いという。温度センサーは高価なものではないから、中小企業でもこの方法を採用するような指導をすることが望まれる。そして、この新しく開発されたモーターと比較すれば、案外低コストで電力消費を削減できるかも知れない。