効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

クラウドファンディング

午後から奈良県文化会館まででかけた。本来ならワイフを車で病院に連れて行く日になっていたのだが、車を三男にこのお盆休暇の間貸したので、彼女は電車で行くことになり、急遽自分が聞きたかった地域未来エネルギー奈良が開催する「地域協同型再エネ事業を目指す」研究会に出席することにした。第一回研究会のテーマは「クラウドファンディング」で、講師は桃山学院大学経営学部の松尾順介教授。自分のこれまでの理解では、寄付なり出資を広くインターネットを介してつのる方法だと思っていたが、株式買い入れや投資信託など、一般的な金融商品にもこの概念が適用されていると知って若干驚いた。吉野の小水力発電建設プロジェクトもこの手法を使っているとも聞いて、出資者の殆どが地域の人達だと理解していただけに、インターネットのホームページから不特定多数に呼びかける形になるこの手法は不適切ではないかと感じた。出資額の集まりが悪く、広く出資者を募らなければならないとすれば、地域の協力があまりないことになる。地域協同型の事業にクラウドファンディングが適切なものだろうか。このプロジェクト関係の方が、高齢者にはインターネットを利用して参加することが難しいといわれたが、その通りだと思う。金融庁もこの新しい手法に対する規制をどのようにするか苦労しているそうだ。インターネットの利用の一形態だが、この具体例をもう少し知らなければ、信頼性も含めて利用しにくいだろうと思う。