効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ホンダジェット

日本の開発した旅客機には、三菱の中型MRJとホンダのビジネス用小型機がある。MRJは開発にかなりの遅れを出しているが、ホンダは既に北米や欧州で100機超を受注しているし、米当局からは近く運航に必要な承認を得られる見通しになっている。これが市場で重みを増すのを楽しみにしていたが、このほどブラジルから3機の発注を受けたらしい。国土が大きいブラジルのビジネスジェット機市場は世界で有数の規模だが、現在はブラジル航空機大手エンブラエルや米セスナが先行している。燃費の良さや室内空間の広さを売り物にしているが、この旅客機の独特の形、特にエンジンが主翼の上に搭載されているという形状は、それ自体が優れた広告塔になるだろう。現在の生産能力は月4機で、将来的には「6〜7機に高めたい」としている。ビジネスジェットだからこれに乗る機会はないと思うが、ホンダイズムの塊みたいなこの飛行機が、日本の技術力を世界に示す有力なモデルになることを期待している。