効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

冥王星

さっき入ってきたニューヨークタイムスの記事を読んで驚嘆した。NASAの探査機New Horizonsが、かつて地球の惑星であった(現在は惑星の定義と異なるとされている)30億マイル遠方の天体冥王星の、すぐ7,800マイルの近くまで到着して通過し、その表面を撮影してその映像を送ってきたのだ。その映像も示されている。ごつごつした山が見え、ところどころ氷のようなものがある。山の高さはロッキー山脈にある山ほどだそうだ。氷がありそうだと言うことは水が存在ることを示す。しかし、噴火口のようなものは見つかっていないという。このような成果自体素晴らしいものだ。もっと詳細な情報が公表されるのが待たれる。だが、9年半かけてここまで遠方へ正確に宇宙衛星を送り届けるロケットの制御技術の精妙さ、また、超遠距離を経てデータを送り、それを受信し制御する通信技術は驚くべきものだ。制御のための通信のやりとりだけでも長い時間がかかる。それに到るまでには幾多の失敗もあったろうし、近くの火星などへの飛行などによって得た開発成果も結集されているだろう。だがこの技術が人類のために有効、有益に使われてほしいと望み、かつ期待している。ニューヨークタイムスの写真を借用した。