効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■中国、月の土壌持ち帰りに成功

この間はハヤブサ2が無事地球へ帰還し、惑星リュウグウの砂粒を可成りの量持ち帰った。それに続いてのことだが、中国の国家宇宙局は17日、無人月面探査機「嫦娥(じょうが)5号」が月の土壌サンプルの持ち帰りに成功したと発表した。米国、旧ソ連に次ぐ3カ国目、44年ぶりの成功を受け、習近平指導部は米国に対抗できる「宇宙強国」に向けて宇宙開発を加速する。

11月24日に海南省から打ち上げ、12月1日に月に軟着陸し、地表と地中の土壌2キログラムを採取後、3日に月を離陸して地球に向かっていたが、嫦娥5号が17日午前2時(日本時間同3時)ごろ、中国北部の内モンゴル自治区の草原地帯に帰還したという。トランプ氏なら、アメリカの技術を盗んだから成功できたのだというところかも知れない。今回の成功は記念すべき事だが、ハヤブサ2号とはかなり意味合いが異なる。まず月は地球の惑星だから距離が近い。操作する通信にも大きな時間差はない。ただ、地球から見えない裏側に着陸したようだから、目隠しで操作した点では、かなり難しい部分があったのだろう。ハヤブサ2号の場合、地球から制御信号を出してもそれが届くのに2~30分かかり、その通りの制御ができたかどうかの返信にも同じ時間がかかる。その誤差を克服しての太陽の小惑星探査だから、その制御技術は米露中に勝るとも劣ってはいないはずだ。

中国は今回の月表面試料採取の最高に、独自技術を確立したと自信を深めたに違いない。その技術の波及効果も大きいと思う。宇宙探査機の打ち上げを事業として位置づけて、これから打ち上げ事業で日米の強力な対抗馬になる可能性もある。宇宙戦争でも米露と対等の位置に立ったと自信を深めたに違いない。宇宙事業でも新たな競争が始まったと言えるだろう。軍事衛星を狙った攻撃も可能となる。宇宙が戦場にならないように願うばかりだ。

 

 

 

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