効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

コープさっぽろが電力小売新会社

この間ならコープが電力事業を始めるとここで紹介したが、今度は北海道のコープさっぽろが7月1日に電力小売の新会社を設立すると報じられている。来春からの家庭向け電力小売事業自由化にあわせて、灯油などを購入している家庭に電力をセット販売するという。2019年に道内で10万口の契約を目指すというから目標は高い。新会社は「トドック電力」という名称のようだ。既存の家庭向け宅配サービスの名称を使って販売するが、販売対象はコープさっぽろの組合員。供給電力はバイオマスや水力など再生可能エネルギー電源からの調達を中心にするということだが、奈良の場合と違って、北海道には酪農も多くあるし、コープの流通過程で食品残渣も多いから、バイオマス電源はある程度あるだろう。しかし、そのコストが問題になる。家庭用への参入に先立ち、10月からはコープさっぽろの店舗など22拠点に電力を供給し、同組合が年間に使う電力の5分の1を賄うと言うが、この段階では電源の確保はできているのだろう。