効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

原油価格と再生可能エネルギー

原油価格が急低落している。だが、低落した価格がそのまま続くかどうかを予測することは難しい。サウジアラビアなど、市場への供給比率が高い産油国が、米国などで開発が進むシェールガスシェールオイル開発、生産の抑制を狙ったものだといわれている。原油の市場価格が低くなって掘削開発を断念する開発事業者が多いと伝えられるから、これが一段落したところで主要産油国が足並みを揃えて生産を絞れば、昔の石油ショックのような状況が生まれる可能性もあると思っている。サウジなどは自国が市場影響力を維持できることが確信できる状況になれば、その影響力を発揮させ、その効果を維持しようとするだろう。逆に石油、ガスの開発が、いずれ原油価格が上がると想定して待機だけする事になれば、価格上昇が始まると開発を始めるだろう。ただ、開発された石油、ガス田が実際に生産をするまでには時間差があるために、その新規生産が価格を引き下げる効果が出るのには時間はかかるだろう。当分腹の探り合いが続くのだろうと思っている。