効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

都市ガス事業の電力供給

東邦ガスは2015年から、工場の自家発電設備で生み出した電力を中部電力の送電線経由で自社の営業所に供給する。電力会社の送電線を使った自社間の電力融通は14年春に制度化されたが、中部電管内での活用は初めてとなる。東邦ガスは近く、天然ガスの熱量を調整する「知多熱調センター」(愛知県知多市)に、天然ガスを燃料とする自家発電設備(出力400キロワット)を増設。発電した電気を来年夏から愛知県岡崎市三重県四日市市の2営業所に送る。東京ガス大阪ガスの大手二社は、関係会社としてエネットを持っていて、電力の供給については先達だが、大手3社が電力事業者としてそろい踏みすることになった。電力会社の送電線を経由する自社間融通は「自己託送」と呼ばれ、経済産業省が電力システム改革の一環として制度化したものだが、企業は余剰電力活用による節電などが見込めるため、徐々に利用が進んでいると報じられている。