効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

東北の風力と太陽光発電

今日の毎日新聞朝刊一面に、日本は、脱原発再生可能エネルギーの導入促進から原発回帰へとかじを切り始めたという記事があった。下北半島は風がよく吹く地域だが、その北端にある風間浦村大間町佐井村があり、大間町にはJパワーが2021年度稼動を目指す大間原発(138.3万キロワット)の建設が再開される方向に向かっている。Jパワーは風間浦村佐井村風力発電(約1万8千キロワット)の建設を計画していたのを、この2月に中止したという。そして、その理由が「送電線の容量が足りない」だそうだ。本当に容量が足りないのだろうか。地元でも電力は消費されるから、全量が外に送られるわけではない。送電線の現在容量の大きさが示されていないが、これまでは二つの村地域に向かって一方向にだけ流れていた電気が、風力発電所ができると逆潮が起きるのを嫌ったのではないかとも感じる。また、横浜町に計画されていた国内最大となる50万キロワットのメガソーラー建設にも、東北電力管内の需要(970万キロワット)を上回るとして受け入れが中断された。だが、東北電力から東京電力へ余剰分を送れば、問題はないはずだ。余剰分を送るルールができていないのを利用したものだと思うが、2年ほど先には系統管理が全国ベースで行われるから、それを待てば十分受け入れは可能な筈。一部だけでも受け入れを始めてほしいと思う。素人の発想かもしれないが。