効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

国連気候変動リマ会議

12月1日に始まった国連気候変動会議がこの12日までリマで開催されている。COP20だ。日本からも政府関係者は勿論だが、気候変動防止に向けた活動をしているNPOの人達も参加し、その進行状況を伝えてくれる。そこで払われている努力は有り難いことだが、出かける日本のNPOの人達がいつもがっかりして帰ってくるのが常態化しているのは残念なことだ。今回も、日本は衆議院選挙ということでエネルギー環境政策の具体的な方向性がほとんど示されていないために、日本は世界から袋だたきに遭うのではないかと心配だ。とは言え、昨日の異常な大雪に襲われている地方の状況をニュースで見ると、異常であることが常態化していることに危機感を覚える。だが市民一般も、これまで地球温暖化、あるいは、気候変動ということは理屈の世界であって自分には直接関わりのないことだという意識があったように思うが、大小の気候に関わって起きている被害を身近に経験するようになると、今回の会議の動向を注視する人が増えるかもしれない。そのことが、日本がこれから取り組むエネルギー環境政策をどのように進めることになるのだろうか。最近の世界動向を見ていると、豪州を除くと、日本ほど自然エネルギーの導入に後ろ向きな国はないのではないかと感じるが、取り返しのつかない失敗をしてしまうのではないかと心配だ。