効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ミニ原発

英国で、都市周辺に標準設計された小型の原子力発電所を設置する計画が検討されているらしい。大型原発については、コストの増大を、固定価格買取制度のように発電量に応じた補助を出すことも検討され、EUレベルで認められる可能性が高い。だが、小型原発については、風力発電設備と同じような考え方で、都市部に電力供給を安定的に行うためのものだとされる。そして、これが地球温暖化ガスの排出を抑制する有効な手段だと考えられているらしい。小型原発については、原子力潜水艦などでも実用的に稼動しているし、設計の標準化と大量生産によって、建設コストは下がり,安全性は高まるという主張だ。設備の標準化はフランスで既に行われ、中規模の原発コストの引き下げに貢献しているとされる。同じ構想が日本でも出てくるかもしれないが、ミニ原発原発には変わりなく、使用済み燃料の処理についての問題は未解決のままになる。ミニであっても日本の都市構造、地殻構造が英国などとは異なることもあって、自分は反対だ。