効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

りそな銀行の24時間振込可能化

りそな銀行は来年4月からグループ銀行内で、24時間、365日いつでも振り込み、即時決済できるようにする。振り込みの24時間化は、大手銀行では初の取り組みになる。一度破綻して国の支援で営業を続けてきたが、その過程で,利用者の目線で実施してきたサービスの改善は,他の大手銀行に抜きんでて早いし効果的だった。窓口受付時間を午後5時までとしたり、カウンターで直接顧客と対話しながらの接客など、極めて先進的だ。この24時間振込可能ということは,企業にとっても個人にとっても優れたサービスだが、今回の改革には国や他銀行などとの間の摺り合わせがどこまでできるかの予想ができないため、単にりそなグループ内だけのサービスに当分止まらざるを得ないだろう。このために行われる銀行内のシステム変更には大きな費用がかかるだろう。この壁を敢えて破ろうとするりそな銀行の顧客志向は高く評価できる。一方では、システムを管理するコンピュータシステムは、これまでよりも長時間稼働することになり、それに消費される電力は大きく増えるのではないだろうか。これに止まらず、世の中でサービス向上にともなって増大するエネルギー消費をどのように抑制するか、大きな社会的課題ではないかと思う。