効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

家庭用に大量の蓄電池

米国では家庭用の屋根設置型太陽光発電に蓄電池を組み合わせて設置して、大量の電気を効率よく使うため蓄電池を活用する仕組みが確立している。リースの仕組みが取り入れられて、場合によっては初期投資なしにシステムを導入できるまでになっている。蓄電池メーカーのエリーパワー(東京・品川)は来夏をメドに蓄電池事業で米国に進出するということだ。米ナスダック上場の米エンフェーズ・エナジーカリフォルニア州)と組んで、家庭の太陽光発電向け蓄電システムを開発・販売する。2017年をめどに4万世帯分の供給を目指すというから、その製造工場の規模も大きなものとなる。そのコストダウン効果は日本にも影響するだろう。蓄電池は取り付けられると、精度の高い制御と組み合わされ、米国では一般化している時間帯別料金、あるいは、時間によって日々料金が変わる制度を有効に使ってエネルギーコストを引き下げようとする。このシステムをエンフェーズが開発導入しているのだが、これは2016年に日本の電力市場が完全自由化されれば、必ず広く導入されるだろう。その頃には蓄電池価格も今よりずっと価格が下がっているから、いろいろなビジネスモデルも登場するだろうと予想している。このときに従来型の電力事業ビジネスモデルが機能するかどうか、興味のあるところだ。