効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

奈良県がエネルギービジョンの再生可能エネルギー目標アップ

奈良県が「県エネルギービジョン」で掲げていた平成27年度に22年度比での再生可能エネルギー設備容量数値目標を2.7倍に設定していたが、それを3.8倍に上方修正した。このビジョンは、エネルギー自給力の向上を目的に、25〜27年度の3年間を計画期間として昨年3月に設定したもの。再生可能エネルギーの設備容量については、太陽光、小水力、バイオマス、風力、地熱の5タイプについて、22年度実績である合計57,481キロワットに対して、27年度は、計155,497キロワットと2.7倍に目標値を設定していた。ところが、今年6月末時点で22年比2.85倍を達成したため、目標数値の上方修正をしたもの。これまで主に太陽光発電の設置が予想以上の拡大を見せたことからこの修正になったのだと推測されるが、まだ関西電力管内では、九州電力のように再生可能エネルギーによる発電設備の系統接続を保留する動きが出てはいないものの、これまでのようなテンポで太陽光が拡大しないかもしれない。目標をどのように設定するか、これからはいろいろ難しくなるかもしれない。