効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

エネルギー白書2017

エネルギー白書2017(エネルギーに関する年次報告)が6月に入って経産省から出された。同省のホームページからフルテキストをPDFでダウンロードできる。コピーしても例年なら必要が出た時にだけ参照してきたのだが、たまたまワイフを眼科病院に車で連れて行って待つ時間があったので、最初の部分から読んでみた。最初の部分が福島原発事故への対応関連に宛てられている。その第3節に、福島新エネ社会構想という項目があり、2012年3月に改訂された「福島県再生可能エネルギー推進ビジョン(改訂版)」においては、原子力に依存しない社会づくりの実現に向け、2040年頃を目処に福島県内の1次エネルギー需要量の100%以上に相当する量のエネルギーを再生可能エネルギーから生み出すという目標を設定していると記述されていた。このような目標があるとはこれまで気が付かなかった。その目標達成に向けて必要となる当面の施策を「再生可能エネルギー先駆けの地アクションプラン」にまとめ、取組を進めているようだ。2016年3月に策定された第2期(2016年度〜 2018年度)のアクションプランでは、県内1次エネルギー需要量に対する再生可能エネルギーの導入見込量の割合を、2015年度の26.6%から3年間で3.4%の増加を見込み、2018年度に30%とし、「再生可能エネルギーの導入拡大」と「エネルギーの効率的な利用」を両輪として推進することとしている。いろいろなプロジェクトがあることは知っていたが、基本となる目標を知らなかった不明を恥じている。
その対極のようなことだが、今日関西電力原発、高浜3号機(87万キロワット)が再稼働した。これで稼働中の原発が5基になった。