効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

カラスのいたずら

メガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設時や運用時に生じるトラブルの一つに、「カラスが太陽光パネルの上に石を落とし、パネルのカバーガラスを割って破損させる」ことがあるらしい。考えられないことではない。カラスが多く集まっている畜舎の近くなどにパネルを設置すると、石を落とすのがよくあるそうだが、どうも遊びのためにやっているらしい。昔東大の構内を歩いている時に、あそこの銀杏並木の間の道路上にカラスがぎんなんを落として、自動車がその上を通って殻が潰れるのを待ち、中の実が出るのを食べるのを見たことがある。これは遊びではなく実益のあるものではある。カラスが鉄道線路に石を並べて電車がそれを踏みつぶすのを楽しむということも聞いたことがある。メガソーラーへの被害防止には、設置する場所を選択する時に、カラスが集まっていないところを選ばなければ防ぎようがないらしい。ただパネルや配線への被害は大きく拡がるものではないらしいが、カラスを追い払うシステム開発が必要になるかもしれない。台風の風による被害などは予想できるが、カラスが遊びで石を落とすことなど、誰も予想していなかっただろう。