効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

スマートグリッドEXPO大阪

スマートグリッド、蓄電池、太陽電池などの展示会が、インテックス大阪で今日から5日までの3日間開かれている。それと並行して講演会が行われ、今日の午前中はスマートグリッドについて、午後は蓄電池についての話があり、午前の冒頭には関西電力さんの話があったので、10時半の開始に間に合うように、この頃では考えられないほど早く家を出て、バスで学研北生駒まで行き、そこから中ふ頭まで55分ほどかかる電車で出かけた。少し予定より早く着いたが、可成りの人出。東京の同じテーマの展示会に比べるとスケールは遙かに小さいが、年々充実し、参加者も増えているようだ。
講演の詳細は省くが、電力会社も再生可能エネルギーの導入増強が不可避となった今、いろいろな施策を具体化しつつあるのが分かる。しかし、いかんせんその開始が欧米に比べて遅れたために、技術的な問題よりも、資金的、時間的制約が大きくなっているように思えた。再エネの大量導入には蓄電池の大量導入が絶対的に必要となるし、それも可成りのものが地域やオンサイト(需要サイド)に設置される形で、いわゆる電気のプロシューマーが増えることになるだろう。これまでの大規模集中型の電源と、地域での電源が相互に役割をうまく調整して系統の安定性を高めるシステム制御の開発が必然となる。また、電気の消費は、ユーザーのライフスタイルが密接な関係を持つだけに、人間行動の変化も把握した制御をする必要があるが、そこで蓄電池が大きな役割を果たすと言うことを再認識した。また、鉛電池の寿命も永くなっているし、その特性で劣る点を,リチウムイオン・キャパシティーが補うことで、太陽光発電の変動などもうまく吸収できるということも勉強できた。これまで漠然とした理解だった系統制御の内容を少し具体的に把握できた一日だった。展示を見るには歩き回らなければならないため、ほんの少しに留めて帰路についたが、疲れが明日に残らないと良いが。