効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

環境シンポジウム

今日午後、奈良新公会堂で開催された奈良県主催の「環境を考えるシンポジウム」に出席。小雨だったが暑くなくて良かった。能楽堂という珍しい場所での開催だったが、荒井県知事も自ら出席され、熱が入っている様子。参加者は300人くらいだったろうか。「もっときれいな奈良県を目指してで示されたテーマである環境も、地球環境だけでなく,地域環境、社会環境、奈良の文化環境など多面的な議論が行われ、勉強となった。パネリストからの話が、奈良だけについても自分が知らない地域的、歴史的背景を説明してくれて、市民1人1人の行動がその基本にあるし、その集積が鍵を握ることが分かった。奈良燈花会も、奈良を知って貰うのにどうするかと考えた人が、まずやってみようと始めたのが成功したものだという。多数のローソクを準備し点灯するのもボランティアの手で行うのだが、弁当とお茶の支給だけで、交通費も出ない完全なボランティアによる運営だそうだ。この種の行事としてはもっとも経費をかけないものになっているということにも驚いた。そしてボランティアはそこでの体験を貴重なものと受け取っているようだ。奈良の定例行事として定着したのも、熱心に地域を考える人の動きが創造したものだというのは、興味あることだし、他の地域でも参考になることだろう。