効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

地域未来エネルギー奈良理事会

今日も朝から上天気。天気予報では午後から台風の前触れで天気は崩れるということだった。その午後、奈良市内中心にある「はぐくみセンター」の会議室で開催された一般社団法人地域未来エネルギー奈良の理事会に出席した。理事ではなく顧問なので、気は楽とは言え、自分も関わる地域のエネルギーシステムを定着させる方向について教えて貰うよい機会だ。出席者8人ほど。奈良市に市民出資の太陽光発電所第一号を設置するプロジェクトを推進し、ならコープの建物の屋根を賃借して稼動させるのに昨年成功した。今日の報告によると、昨年5月からの発電実績は、予測値を上回っていたが、これからも安定した稼働を続けてほしいものだ。この組織の課題は、これから奈良市を拠点に地域の自然エネルギーシステムの定着を促進することだが、太陽光については固定価格買取制度が見直されて、価格が引き下げられたために、事業性のあるプロジェクトを成立させるのが難しくなっているし、その他の小水力発電とかバイオマス発電は、理屈通りにプロジェクトを進展させることが難しい。地権者など了解を取り付ける関係者がいろいろあるし、設備自体も太陽光発電のように単純なものではない。この組織の正念場はこれからだろうという感を深くしながら帰宅した。いまこれを運営している人達の努力は大変なものだが、それ自体を一般に知って貰うことも重要だろう。