効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

再生可能エネルギーの認定

経済産業省が、来年度にも太陽光発電の固定価格買い取り額を引き下げることは確実であることから、3月に駆け込み申請が予想以上に殺到したようだ。非住宅用のものだけでこの1カ月に2,652.2万キロワットに設備認定を受けたと発表されている。これによって、太陽光発電の認定量は、累計で6,572.5万キロワットとなっている。2013年度には2012年度の2倍以上の設備認定が行われたことになる。これに対して運転開始済み設備は2月末より80.4万キロワット増加して895.4万キロワットになっている。認定を受けながら運用を開始していないものの中に、批判されているような利益を大きくするためのものもあるようだが、系統連系で電力会社との話し合いがうまく成立していないものや、設置場所の合意が得られないとか、やむを得ないものも多いらしい。だが、認定を取り消される可能性も出たために、これから運用開始するものも急速に増えていくことは確かだ。この設備は、快晴の日中には定格近くの発電をするから、いま設備容量不足に悩んでいる電力会社にとっては有り難いはず。この設備容量は需給予測をする時の発電設備の中に組み込まれているのだろうか。大きな数字になりつつあるために、太陽光発電がどれほど需給逼迫緩和に貢献しているかを報じても良いと思うのだが。