効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

大学新入生の留学必修化

海外留学を必修にする大学が広がっているということだ。一橋大学は2018年度までに約1000人の新入学生全員を短期語学留学させる。立教大学早稲田大学も全員留学の方針を打ち出した。留学を必修とする新学部を設立する大学も相次いでいる。一橋大は在学中に英語圏の有力校で4週間程度の語学留学を必修にするということだが、これがどの程度の効果を発揮するのだろうか。英語の能力を高めるには短かすぎるように思う。だが、滞在した外国が日本とどのように違い、どこが同じかを肌身で感じる期間にはなるだろう。自分の経験でも、書物だけでは得られない経験を海外滞在(少し長期ではあるが)で得ることができたと思う。いま自分の関心分野である電力市場の自由化についても、この経験がなければどのように理解するか戸惑ったに違いない。短期留学がきっかけとなって、再度自分で日本以外の土地で学生生活を送る気持ちになる人が増えれば、日本の貴重な人的財産になるだろう。日本から海外に留学する学生数が減っているのを下支えすることにもなる。いま流行のグローバル化ではなく、もっと地に足がついた人生経験を積んでほしいものだ。