効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

大飯原発の運転差し止め判決

安全性が保証されないまま関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させたとして、福井県などの住民189人が関電に運転差し止めを求めた訴訟の判決言い渡しが21日、福井地裁であり、樋口英明裁判長は関電側に運転差し止めを命じた。これで関西電力はまた一つ頭の痛い問題をかかえることになった。大飯3、4号機は昨年9月に定期検査のため運転を停止。関電は再稼働に向け原子力規制委員会に審査を申請し、新規制基準に基づく審査が続いているのだが、上級審に控訴したとしても結論が再度出るまで運転再開はできない。近畿の住民らが再稼働させないよう求めた仮処分の申し立てでは、大阪高裁が9日、「原子力規制委員会の結論より前に、裁判所が稼働を差し止める判断を出すのは相当ではない」などとして却下していたのだが、福井地裁は異なった判断をしたことになる。来年の夏までに再稼働させるのも難しくなったのだろうか。