効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

伊方原発廃炉決定

原子力規制委員会は28日、運転開始から40年となる四国電力伊方原子力発電所1号機(愛媛県)の廃炉を認可した。原則40年の稼働で廃炉にするという政府の原則に則ったものだが、四国電力が稼働延長に関電ほど執着しなかったからでもあろう。老朽原発廃炉認可は東京電力福島第1原発事故後に運転期間が原則40年と規定されてから5原発6基目。廃炉作業は約40年かかる予定で、費用は407億円を見込むと報じられている。この期間と費用はまず間違いなく膨らむだろうと予測している。規制委は今年4月、日本原子力発電敦賀1号機(福井県)、関西電力美浜1、2号機(同)、中国電力島根1号機(島根県)、九州電力玄海1号機(佐賀県)の4原発5基の廃炉を認めているが、この伊方原発1号機に続く廃炉がどこになるかは別にして、まだこれからも続くだろう。普通の火力発電なら、設備の撤去に要する日数と費用は比較にならないほど小さいはずだし、リスクも小さい。それに、基幹設備の更新もできる。だが、全ての原発について廃炉は必ず起こることだし、原子炉の更新はできない。