英国でSOFC(固体酸化物電解質燃料電池)を開発してきたベンチャー企業Ceres Powerが京都にオフィスを開いたと報じられている。自社開発して商品にまでもっていく計画だったが、資金不足になり、日本他のメーカーにセルをOEM供給することに戦略を切り替えたのだという。既に日本のメーカーとの連携をするのに成功しているということだが、その詳細は分からない。この技術は他社のSOFCとは製作技術思想が異なっているそうで、同社はセルスタックを供給して、それを利用した製品に仕上げるのはシステム構築メーカーということになる。このSOFCが日本でいま商品化されているものと比べて、性能やコストでどの程度有利に立てるか、もう少し様子を見なければならないが、競合技術が出てきたことは長い目で見ると結構なことだと思う。韓国のメーカーとのタイアップもしているというから油断はできないが。