北海道電力と東北電力は、電源開発が保有する一本の高圧直流電線で結ばれているが、その双方向について送電電力容量が60万キロワットで、北海道と本州の間の電力融通増強、あるいは、北海道に風力発電を増設するためにも、この容量を増やすことが要請されていた。このほど、これを30万キロワット増やして90万キロワットにする工事に着工したと北海道電力が発表した。これまでの連系線とは別ルートになる。運用開始は2019年3月だという。直流25万V送電線を、北海道の北斗変換所(北斗市)から青森県の今別変換所(今別町)まで約123キロメートル敷設する計画になっている。青函トンネルを利用して敷設することになっているが詳細は分からない。この増強で北海道と本州の間の電力融通がこれまでよりどれだけ柔軟になるか、コストはどのくらいかは報じられていない。
連系ルートについては、昨年7月に発表された資料で分かる。
http://www.hepco.co.jp/info/2013/__icsFiles/afieldfile/2013/07/31/130731_2.pdf