効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

オバマ大統領来日

オバマ米国大統領が国賓として来日した。大統領が来日するのは常に国賓としてだとばかり思っていたがそうではなかったようだ。中国の台頭への対処が鍵となるが、それを支えとしてTTP交渉がどう結末をつけるだろうか。農政については豪州との関税交渉の結果があったために、関税ゼロは避けられそうだが、農家の保護策を日本政府が検討しなければならないことに変わりはない。財政負担は大きくならざるを得まい。身勝手で怪しからんと思うのは、自動車の安全基準について、米国の基準を満たしていれば日本の基準に満たなくても輸入を認めよという要求である。米国自動車業界の政治力の大きさを見せつけられているが、これは、日本が主張するように主権に関わる問題であるだけに譲るべきではない。中国と対峙し、また、これから米国にエネルギー源を依存しなければならない日本としては、TPP交渉全般としては国内への影響が大きい妥協をせざるを得ないことは確かだと感じる。昨夕の鮨屋での非公式会食で始まった顔合わせで雰囲気作りは成功したのだろうが、TPP交渉では積み残しも出て、オバマ大統領が帰国後の対応に苦慮する可能性もある。