効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

低酸素の地域づくり

今日の午後、これまでずっと参加してきた「低炭素の地域づくり『戦略会議』奈良、 2013年度第3回会議」に出席した。奈良県文化会館の会議室。今年度最後の会合で,2年間の開催に対して支援策があるようだ。冒頭に、現在の再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づく認定数と実稼働数の乖離の現状が説明され、続いて奈良県のエネルギービジョンの概要が伝えられた。そのビジョンの中には、以前ここで書いた、奈良県庁に天然ガスコージェネを設置して、周辺にも電力と熱を供給する施策について、実施に向けたマスタープラン作りや組織構築に1億円の予算が準備されたという事項も入っていた。
今回は主として地域で進められる太陽光発電と小水力、ピコ水力発電の実施状況などが報告されたが、太陽光は市民出資方式がこれから拡大する方向であるのに対し、小水力については個別具体計画がそれぞれに設置を検討するにあたっての条件が全て異なるということを具体的に学ぶことができた。共に地域住民の理解と支援が不可欠なのだが、小水力はエネルギー源が複雑な水流であるだけに、簡単に地域住民の理解が重要だという評論家的な姿勢では問題解決にはならないといことを思い知らされた。