効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

低炭素の奈良づくり

今日午後、低炭素の地域づくり「戦略会議」奈良の第二回会議に参加した。今回は県内の自然エネルギーに関する動向・事例を共有するのが内容。県産業・雇用振興部、県農村振興課からそれぞれ現時点での県政の方向を説明して貰い、続いて、吉野の奥にある吉野町でミニ水力設置を進めている企業組合HUCA・Cの活動事例、さらには他地域の事例報告を聞くことができた。これまで奈良県の動きは遅かったと思っていたのだが、再生可能エネルギー導入に向けて動き始めたと感じられたのは喜ばしいことだった。少なからず感動したのは、吉野町での方向として電力自給村が構想に入っていたことだ。具体的に進めるには障壁もあるだろうが、地道な開発を進めて乗り越えて、モデルになってほしいものだ。
来年は2月に入って第三回が開催される予定。奈良県に見られる課題を具体的に眺めて解決策を検討することになるだろう。体調を維持して何とか継続して参加したいと思っている。奈良県には小水力発電に利用できる流れが多いように見えるが、その実態は電力会社に売れるような規模のものを開発するのは難しいし、森林バイオマスについても、まだ理屈としての議論がなされている段階のようだ。あまり急いではいけないが、県南部の再生可能エネルギー開発をどうするか、これからの具体的検討が楽しみだ。