効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

米国の原発延命

いま米国には約100基の原発がある。これらは60年の稼動を認められているものが多い。この60年をもっと延長させようとする動きが業界にあるという記事を読んだ。この延長に規制はないそうで、早めに申請すれば安全性を審査の上で許可することは可能だという。この動きは、原発の新規稼動がない現状から見て、稼動年数の延長をしなければ原発による発電量が2030年頃から大きく低下することになるからだそうだ。20年ごとに延長の申請をしなければならないのが現行の規制だが、日本で最近言われているように、設計基準である40年で原則廃炉という解釈はないということに驚かされた。2013年6月の時点で、100基の内73基が60年の稼動を認められているらしい。それをさらに延長しようというのだから恐ろしい話だ。原子炉内部を見ることは誰もできないのだから。