効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

風力発電と空気液化

英国で風力発電の電力で空気をマイナス190度ほどに冷却して液化し、電力が必要な時には熱交換器を通して空気で外気温に暖めてやることで高圧ガスを作ってタービンを回して発電するというプロジェクトが政府のバックアップで具体化しつつあるようだ。いま洋上風力発電の規模が急拡大しているが、電力需要が低下する夜間などに風が吹くと電力が余ってしまう。発電を停めるのも勿体ない話だ。この液化設備はこの余剰電力を蓄電するのに有効な方法となる。今は数百キロワット規模だが、計画では2014年頃までに1万キロワット規模のものを作ることになっているという。日本でもこのような手法は実証試験がされているのだろうか。