効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

再生可能エネルギーに関するBPの将来予測

英石油大手BPは15日に発表したエネルギー市場見通しで、2025年までに太陽光などの再生可能エネルギーの供給が原子力を上回るとの予測を示したそうだ。太陽光や風力などの再生可能エネルギーは年率6.4%で増えると予測し、世界の電力生産に占めるシェアは現在の5%から14%に上がる見通しになっている。一方、原子力発電は中国やインドなどの新興国で増えるものの、米欧で原発が相次いで耐用年数を迎えることもあり、全体では緩やかな伸びにとどまる。再生可能エネにバイオマス(生物資源)を含めると、エネルギー供給で25年に原子力を上回り、35年には水力発電に並ぶという。これは日経新聞の夕刊に出た記事だ。再生可能エネルギーの伸びや絶対規模は、国別に見るとかなりの差が見られるだろうが、これまでの再生可能エネルギーの伸びを引っ張ってきたドイツが勢いを失い,多分米国と中国が引っ張る形になるのではないか。その中で日本はどのような位置を占めるだろうか。今年度中に発表されるエネルギー基本計画の内容に具体的な数字が出されるかどうか分からないが、原発の新増設をしないのであれば、輸入LNGへの依存度を下げるために再生可能エネルギーの拡充に力点が置かれるかもしれない。しかし、日本の系統をどの程度改善するかにも左右されるだろうと思う。