効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

太陽光発電買取価格引き下げ

今日の日経新聞によると、経済産業省は来年度の自然エネルギーの買取価格の議論を始めたが、民間の投資が太陽光発電に集中している現状をどう改めるかが焦点となっている。太陽光の買い取り価格を2年連続で下げる一方、洋上風力には優遇価格を新設して投資を後押しする見込みだ。地熱、中小水力、バイオマス(生物資源)は据え置きとなる公算が大きい。「調達価格等算定委員会」が3月までに14年度の価格を正式に決めることになっている。
太陽光の買取価格はもともと事業性を与えることによって普及を促進しようと意図的に高めに設定された経緯がある。2012年度に40円/kWhとして、10〜20年買取を義務づけた。太陽光パネルのコストの下がり方が急速であったために、2013年度の価格は36円と1割引き下げたが、2014年度に向けたもさらに引き下げが行われ、30円台前半で決着する公算が大きいようだ。電気料金に上乗せされる金額が下がることにもなるのは歓迎されるだろうが、これまでの急速な普及は足踏みに入るかもしれない。おそらくメガソーラーのような大規模なものから,屋根設置の小規模なものに重点が移るだろう。これまでに設定されている他の自然エネルギー価格は変わらないとみられる。
今日歩いて買い物に行って家の玄関に戻ったら、籾殻が一杯散らばっていた。入り口にまだかけてある注連飾りにある稲穂の米粒を、雀などの鳥がついばんだようだ。毎年のことだが、嬉しい気分になる。今晩風が吹いたら掃除されるかもしれないが。