効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

FIT(固定価格買取制度)の修正

2015年度の非住宅用太陽光発電の買い取り価格は今年度に比べて約15%下がり、1キロワット時27円になる見通しだという。今年度の買取価格は32円(税抜)。買取価格が高かったためにメガソーラーの急増が全国で見られ、電力会社が系統連系を保留するようになったことが、一番の理由だろう。FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)で定めた1〜2%のIRR(内部収益率)上乗せ期間が7月で終了するため、買い取り価格は4月と7月の2段階で引き下げられる方向のようだ。住宅用については、15年度の住宅用太陽光発電の買い取り価格は出力抑制用機器の費用を乗せない東京、中部、関西エリアと費用を乗せるその他のエリアで区分する方向。また、2千キロワット未満の小規模木質バイオマス発電の買い取り価格を新たに設定する。風力発電地熱発電など、太陽光発電を除く電源の買い取り価格は据え置かれる見通しだ。おそらく小水力発電も据え置きだろう。15年度の再生可能エネ買い取り価格案は経済産業省の調達価格等算定委員会で議論中だが、その予想が報じられたものだ。これによって太陽光発電は住宅の屋根に設置するものが主流となるかもしれない。