効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

北海道電力の電力需給

厳しい寒さが続いているので,北海道電力電力需給はどうなっているか気になって、北電でんき予報を訪れてみた。連休モードから通常に戻って,電力需要は通常の形に戻っているはずだと考えたからだ。そこの数字で見ると、供給予備力47万キロワットで供給予備率は8.9%となっている。これには北本連系線による融通電力28万キロワットも勘定に入っているから、それを除くと道内だけで見れば19万キロワットの予備力だ。いま停止している発電所の情報も出ていたので覗いてみたら、泊原発1〜3号機合計207万キロワット以外に、苫東厚真4号機(70万キロワット)が作業停止となっている(2013年12月17日〜2014年1月16日予定)。おそらく蒸気漏れか何かで修理中なのだろう。その状況の中で上記の供給予備率であるのは、ユーザーの節電が大きく効果を出しているのだろう。北電管内では、16時以降6%の節電をしてほしいということになっている。70万キロワットの火力が回復すれば、かなりの予備率増加となるが、他の火力発電所のトラブルにも備えておかなければならないから、厳しい状況にあることは変わらない。泊原発の再稼働はこの冬には間に合わないから、この需給状態のままで供給中断なしにいけたとすれば、電力需給だけで見れば(収益性は考慮せずに)泊原発はなくてもいけたということになる。北電も政府も難しい判断を迫られるだろう。