効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

画期的な蓄電池技術

電気自動車用蓄電池はまだ開発途上にあると思ってはいたが、従来の3倍の電気を蓄えられるものが出てくるとは驚きだ。積水化学リチウムイオン電池の新材料を開発し、この蓄電池を使えば一回の充電でガソリン車に匹敵する600キロメートルほどの走行が可能になるという。製造コストはどうかと思ったのに対する答えは、製造工程を簡素にできる材料も開発し、電池の生産コストを6割強下げることを目指すとしている。この発表を少し割り引いて見たとしても、電気自動車の今後に大きな影響を与えることは確かだ。2015年に量産を始める予定だそうだから、燃料電池自動車の市場にも影響を与えるかもしれない。開発したのは電気を蓄える材料で、従来の炭素系素材の代わりに、電気を多く蓄えられるシリコンを使うというが、他の電池メーカーも研究しているはずだから、同様の発表が出てくるかもしれない。また、電解液でも新材料を開発し、シリコンなどの材料に塗布するだけで済むというから、電池の発火可能性も低くなるだろう。自動車メーカーの反応はどのようなものだろうか。