効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

効率化を実績で分かりやすく

エネルギー消費の効率化をしなければならないというのは誰もが認識している。しかし、それを実行した時にどのような結果が出るか、ただ電気代が安くなりますよ、だけでは定量的な判断がし難い。それを改善できる成果を横浜市が出した。公共施設の冷暖房空調設備に効率の高い設備を導入した時の投資回収年数がどのくらいになったというのを実測データで示したのだ。それによると、横浜能楽堂の冷却水ポンプ3台に手動インバーターを設置したところ、年間に1万1700キロワット時の消費電力量が削減できた。これにより、約36万円の節減効果があり、投資回収までの期間は約3年と算定された。特別養護老人ホーム「新橋ホーム」では、冷却水ポンプ1台の内部にある羽根車(インペラ)を小型化することでポンプ流量を低減。こちらは年間に約22万円の電気料金節減効果があり、約1年で投資回収できることが確認された。
別にハイテクを使っているわけではなく、既存の一般的なものを改装するだけでこれだけの効率向上があり、投資回収効果が具体的に示すことは、古い設備を使っている中小企業や、ビルのオーナーに少なからず有力な投資策を示すことになるだろう。無理な節電は結局疲弊をもたらすだけだ。いま着手できて投資効果の大きい方策に関する知恵をもっと拡げるべきで、他の自治体でも同じ実例を作り、民間企業における成功事例も一般に知らせる必要があるだろう。
昨夜は大学の同級会に出席。参加は22人で奈良からの自分に加えて大阪からも1人参加。出席21人。それぞれに充実した老後を送っているようだ。宮沢 駿の「風立ちぬ」の主人公である堀越二郎氏の息子が同級で彼も出席したので、その話も盛り上がった。