効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

東京地下街の照明を見て

今日は東京駅と大手町を結ぶ地下通路を2回も往復する羽目になって、良い運動になったとはいえ、暑さには閉口した。通路は蛍光灯で照明されていて十分すぎるくらい明るい。その蛍光灯を見てほとんどまだ旧式のものが多いということに気がついた。高周波蛍光灯に比べると10%以上効率が悪いはず。これによる発熱が地下通路全体の温度を上げるのだから、これをどこかで集中冷却して地下へ戻しているはずだ。もし新式の蛍光灯、あるいはLED照明に取り替えて、同じ照度になるように設計替えすれば、全体の発熱量は大きく下がるはず。そうすると、照明用の電力消費が下がるだけでなく、発熱によって暑くなった地下通路の空気を冷却する装置はもっと小さなもので済むはずだ。そうするとその冷却用の装置が消費する電力も少なくなり、全体とすれば大きな節減効果が生まれるはず。
これが汗をかきながら地下通路を小走りに移動して考えたことだ。いま東京駅が大改修の最中だから、これが終わったら地下通路も改修されるかもしれない。その時にはこのような総合的なエネルギー効率アップ方式を考えなければならない。専門家が考えるのだから手抜かりはないだろうが、冷却装置がそのままだと熱負荷が落ちて装置の効率が落ちることもある。ウナギの寝床のように長い地下通路だから、換気自体が大きな電力を消費しているだろう。その全体でエネルギー効率を上げるプロジェクトがあるのかどうか知りたいとも思った。