効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

太陽光発電の今後は?

今日午前の遅めに家を出て京都府の南にある加茂まで出かけた。会社時代の先輩の葬儀に参列するためだ。自分がミシガン大学に留学する時に、同大学へ先に留学して帰国していたこの先輩がいろいろアドバイスや具体的な支援をしてくださったことへのお礼を改めてすることができた。会社OBが大勢集まっていたのでOB会になった感じもしたが。
加茂往復のJR路線には田舎の風景がある。そこで、屋根に太陽光発電パネルを載せている家が多く、かつ、その家の雰囲気を壊さないような配慮が見られるものが増えているなと感じた。昔はパネルが突出した感じだったのが、周辺の雰囲気を壊さないようなデザインが普及してきたのだろう。最近では屋根自体がパネルとなって、家の構造の一部になるものもできている。既築の家に取り付けるのにも、構造物の一部として取り付けるような配慮が払われるようになっていることを実感した。現時点での太陽光パネルの発電コストは一般的に高いとされるが、様々な技術開発が進められている中で、大幅に効率を上げる方式が実現しつつある。飛躍的な技術革新によるコストダウンと、環境対応意識の高まり、建物の設計方式への取り込み等が相俟って、もう数年もすれば、身近の分散電源として当たり前の存在になると思う。帰宅して読んだ夕刊に、電気自動車向けの蓄電容量の大きい蓄電池の開発が報じられている。このような蓄電技術の進展で蓄電コストと耐久性の課題も解決されて、出力変動が避けられないとされる太陽光発電も、出力制御が自由にできるシステムになるだろう。現状をそのまま将来に延長して考えるのではなく、何か大きなジャンプが生まれるのではないかと改めて思った次第。こういうことを考える機会を与えてくださった故人に感謝。