効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

水素・天然ガス充填施設

経産省燃料電池車に水素を補給する水素ステーション天然ガスの補給施設と併設しやすくする。水素と天然ガスを貯蔵するタンクの間に壁を設ければ、同じ施設内に置けるようにするという。現在は水素と天然ガスのタンクを6メートル以上離すことを求めている。これをタンクの間にコンクリートの障壁をつくれば隣接を認めることにする。同じ場所に設置しやすくするのは一つの前進ではあるが、これから普及させようとする水素ステーションを併設できる天然ガス補給施設の数自体がまだ限定されているために、まずは天然ガス自動車の普及を促進して、それに対応した天然ガス充填施設の数を増やす必要があるだろう。今は輸送用の自動車、それも小型のものが普及し始めているが、米国のように大型トラックも天然ガスを利用するような促進策も必要だろう。もし全国で天然ガス充填ができるようになれば、天然ガスを使う一般乗用車が市販されることも期待される。今はガソリン車の改修しか手段がないと理解しているが、ある程度の普及が予測できれば、自動車メーカーも天然ガス乗用車を売るようになるかもしれない。その次が水素充填だろうが、2015年に発売されると言われる燃料電池自動車の値段がどのくらいになるかも充填設備のニーズを左右するだろうと思う。