効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

御堂筋でマンション解禁

今日読んだ記事によると、大阪市は1日、御堂筋沿いの一部地域、中央大通から長堀通までの800メートルの区間で上層階に高級賃貸マンションの建設を認める都市計画案を一般に公開した。都心活性化のため同じ地域で建物の2階以下に店舗や文化施設の入居も認める。この地域の北側、土佐堀通から中央大通までの1.1キロは原則50メートルだったビルの高さ規制を緩める。
最近この解禁された地域にも高級ブランドの店舗が増えているようではあるが、特に夕方などこの道路の歩道をぶらつく人は少ないように思える。昔はビルの一階を銀行や企業の事務所が多かったので、夜は閑散としていたのを思い出す。計画案は御堂筋沿いのにぎわいを取り戻すのが目的で、「世界的ブランド・ストリート」にふさわしい高級賃貸マンションの建設を解禁したもの。ビルの上層階3分の1以内は住宅にできる。土佐堀通から中央大通までの区間では御堂筋から4メートル後退してビルを建て、ビルの軒先から屋上部を20メートル後退させれば140メートルの高さまで建設できるとしている。
これについて、限定されたブロックであることに着目として、この地域をエネルギー効率が日本でも最高となるようなものにできないだろうか。ビル単位でのエネルギー消費効率を上げるのではなく、最初から全体最適にエネルギーを消費できるように基本計画を作るのだ。そして、マイクログリッドになるように電力系統を設計すると同時に、地域熱供給ができるように御堂筋沿いに冷水、温水を流す導管を設置できないだろうか。殆どが民間主体のプロジェクトになるから簡単な話ではないが、エネルギー効率を向上させ、災害時に停電しても電力供給が継続できる安心都市空間ができないだろうか。