効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ガス事業の全面自由化

報道によると、茂木敏充経済産業相は31日、ガス事業制度改革を議論するシステム改革小委員会を11月12日に発足させると発表した。ガス小売りの全面自由化やガスネットワークへのオープンアクセス、電力・ガスといったエネルギーサービスの相互参入などの論点について議論を深めるということだが、ガス事業は、全国供給ネットワークがないなど電力事業と違っている面が大きい。どのような形での改革が良いのか、電力とは違った視点で検討する必要があるだろう。現在、年間供給契約数量10万立米以上のユーザーへの供給が自由化されていて、都市ガス事業者以外では、電力会社が発電用に調達したLNGを大口のガスユーザーに供給しているケースや、商社、石油会社などが供給している。これまでに28社207件の新規参入が出現していて、その内容はhttp://www.enecho.meti.go.jp/gasHP/genjo/jiyuka/kyokyu/besshi/190201ohguchi-besshi.pdf で分かる。
都市ガス事業者の導管を利用して供給する他に、自ら導管を設置しているケースもある。電力事業と異なる部分として、LNGの輸入基地を誰でも利用することができるようにする、オープンアクセスが内容に入るかどうか、がある。都市ガスの原料は殆どが輸入LNGだから、価格競争の範囲は小さいかもしれないが、LNG調達事業者が参入してくる可能性もある。具体的な検討内容の公表がいつになるのか気になっている。
上々の秋日和になったので、午後に1時間ほどテニスコートへ出かけて、芝生の上を歩きながら軽くラケットを振った。サーブを練習する人のボールを受ける練習も短時間やらせて貰ったが、ラケットの中心にボールを当てるのが難しい。だが、太陽のエネルギーを全身に受けることができて良かった。