効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ガス供給の自由化

LPガスや都市ガスの販売などを手掛ける日本ガス(ニチガス)と東京電力エナジーパートナー(EP)は9日、ニチガス本社と、グループ3社が扱う都市ガス全量について、2017年4月以降、東電EPが卸供給する基本契約を締結したと発表した。供給量はLNG(液化天然ガス)換算で年24万トン。全量が東京ガスからの契約切り替えになる。LNGの調達量としては東京ガスを大きく凌駕する東京電力が、ガス市場に切り込んできた。このような動きはこれまでも大手都市ガス領域で起きていたが、ガス事業者への供給を電力事業者が奪うというのはこれが最初ではないか。これが大手都市ガス業者からガスの卸供給を受けていた地方ガス事業を対象に、電力事業者がこのような動きを活発化させるだろう。来年4月からのガス市場全面自由化を睨んだ動きとして注目すべきものだと思う。