効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

大阪府が小水力発電推進策

西広域小水力利用推進協議会という会員制の組織がある。自分も会員で、そのプロジェクトに稀ではあるが参加させて貰って見聞を広めている。この協議会の事務局を担当してくださっている女性がこまめに情報を毎日のように流してくださるので、関西だけではなく全国の動向も知ることができる。既に会費を上回る価値の情報を貰ったと思っている。
この協議会から、「大阪府が府の管理している施設を使って小水力発電の実験をしませんか、という募集をしています。自治体会員である大阪府エネルギー政策課さんから呼びかけがありましたので、お知らせいたします。」というメールニュースが入った。この大阪府のプロジェクトを紹介するホームページを調べると、事業名が「大阪府有施設を利用した都市インフラ活用型実証実験」ということで、必ずしも小水力発電とは限定されていないようだが、府が自分だけでやらずに公募形式で行うというのは、全国の自治体でも珍しいことだろう。
http://www.pref.osaka.jp/energy/ti/index.html
この事業名では小水力発電を考える人は少ないかもしれない。しかし、水の都大阪ともいわれるところにある府有施設の数は多いし、その中には排水や高層ビルからの流下水など、水と関連するものもあるだろう。ただ、小水力の場合には水を別の低いところまで新たに導いて持っていくことは対象にしないそうだが、検討に値するものも出てくるかもしれない。府は、昨年の公募で、箕面川ダム、天の川トンネル、牛滝川の土木事務所を対象として考えているようだが、川だけを考えるのは狭すぎるように思う。知恵の絞りどころだろう。