効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

台湾が大陸と電力系統を結ぶか

台湾のメディアが、台湾当局と台湾電力が大陸と、ということは中国と、電力系統を海底電線で結び、電力を大陸から購入することを考えていると報じたという。台湾のエネルギー自給率は6%程度で、原発の建設を計画しているが、それへの反対も強く、その打開策の一つとして検討され始めたということだ。当局は頭から否定しているが、技術的には可能だし、台湾を自国の支配下に置きたい中国から出ている案かもしれない。ただ、中国本土自体も電力供給不足は深刻だから、周辺諸国からの電力購入も念頭に置いた大きな構想かもしれない。だが、台中関係は極めて微妙なものだけに、この実現性は低いと思うが、技術的な検討が実際に行われるとすれば、日本がロシアと系統を連系させるという構想にも影響を与えるかもしれない。