昨日からクールビズが標準のスタイルになった。だが、涼しい服装に着替えた人にとっては、コールドビズであっただろう。季節によって一斉に同じような服装に替えるのは、学校の制服などでは一般的だが、ビジネス界でそれが行われているのはどうも腑に落ちない。ネクタイを外すだけで、クールビスと見なすというような柔軟性があっても良いのではないか。お役所では気温が低いのに半袖の薄着をするのがあたかも強制されているかのような風景が報じられていたのはどこか変だ。無理をして寒いのを我慢するのは、働く人の健康にも影響を与える可能性がある。労働生産性も落ちるだろう。無理のない節電という考え方に則したものにならない社会動向になっている。もっと臨機応変でなくてはならないが、まだ寒いからネクタイをしてお役人が出勤したら、懲戒処分でもされかねない雰囲気になっている感じがする。夏のピークはまだ先だから、慣らし運転中の自由度を大きくすべきだと思う。
