効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

生駒市にスーパーエコスクール

奈良新聞生駒市にスーパーエコスクールが来年度にできると報じている。文科省がスーパーエコスクール実証事業を進めているようだが、昨年度に採択された3件の一つに生駒市が入ったのだ。全国的にエネルギー効率の低い老朽化した施設が多い学校で、環境に配慮した整備・改修を進めるのが目的。生駒市立鹿ノ台中学校がその対象となり計画を策定してきた。学識者だけでなく生徒らも入ってワークショップが開かれたのは面白い。
計画では、平成23年度の年間エネルギー消費量を基に、約15%の消費量削減を、断熱性能の高い複層ガラスの導入などハード・ソフト両面の取り入れで実現し、残りの約85%は太陽光発電などの再生可能エネルギーで電気を作ってエネルギー消費の実質ゼロを目指す。またエコ・ホールを新設して、エネルギー消費の「見える化」も進めるという。風がよく吹くからという生徒のアイデアで小型風力発電も導入される。完成イメージ図を見ると縦軸型のもののようだ。
学校はこれまで屋根に太陽光パネルを載せることしか考えられてこなかったようだったが、この計画は環境教育も兼ね、生徒の自発的行動も起こさせるもので、良いアイデアだと思う。生駒市は次々にこのような環境改善プロジェクトを具体化させている。奈良市はこのスーパーエコスクール実証事業に提案したのだろうか。古い校舎は多いはずだが。