効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

公共交通機関のICカード

今回の上京で便利になったと実感したのは、いつも近鉄を利用する時に使うICカードが、空港からのモノレール、JR山手線、東京メトロで全く問題なく使えたということだ。4月から全国で使えるようになったとは聞いていたが、このサービス向上は素晴らしいと感じた。これまで、東京で電車やバスといった交通機関に乗るために、昔から使っているSuicaをいつも別に準備していたが、このカードは補充式だからいつも残額を気にしていなければならなかった。関西のカードは原則後精算だから補充の心配はない。ただこのサービスもJRの場合には先払いになるが、あるレベルまで残額が下がると自動補充してくれる。東京でこの補充サービスが機能するかどうかも確かめたかったが、残額が大きくは下がらなかったために確認はできていない。
だが、全国レベルでICカードが使えるようになったということは、勿論その都度切符を買う人も多いとはいえ,日本全体でどのようなパターンで交通機関が使われているかが、一目でわかるということだ。しかし、日々に発生するデータは膨大なものだろう。この処理はどこかに集中しているのか、分散しているのか分からないが、そのデータ処理に消費されるエネルギーも伸びる一方に違いない。一件一件の処理に使われる電気の消費量を今後さらに引き下げることを考えないと、便利さを支えるための電力消費が増えざるを得ないということだ。家庭でもWi-Fiが普及し、家庭内ネットワークが当たり前になれば、このための端末機器は24時間稼動だから、空調に匹敵するような電力消費をすることになるかもしれない。 米国での調査でも、この分野の電力消費の増加が放置されているのが今後問題となるというレポートが出されている。待機電力の引き下げに向けられたような企業努力が今後必要になるのだろう。
大阪伊丹空港からのリムジンバスもICカードで乗れた。いまICカードの普及率はどの位だろうか。