一日の休養をとっただけで、今日は横浜まで出かけた。前にもここで述べたことのある横濱スマートコミュニティープロジェクトの展示棟が完成してお披露目をすることになったからだ。展示棟はスマートセルと呼ばれている。展示内容についてもいろいろなアイデアが盛り込まれているようなので、お招きを戴いて有り難かった。繰り返しになるが、このプロジェクトは公的資金の補助を受けずに、メンバー企業が手弁当で推進しているプロジェクト。理念としては植物の細胞の中で起きている自律的なエネルギーの作り出しと消費のメカニズムを目指しているのだが、その過程での目標を具体的に設定していないところにこのプロジェクトの特徴があるように思う。企業同士が意見、アイデア、異論を持ち寄って、その都度システムを具体的に作り出し、それが結果として最適最速の事業推進力になっている。横浜駅の近くにあるハウジングの展示場の一角にスペースを横浜市が提供して確保し、そこに3つの建物が建設されるが、今日はその一番目の展示棟のお披露目だ。参加企業が得意とする技術、アイデアを投入しているだけに、その間のすりあわせには難しさがあるだろうが、その難しさを乗り越えたときに官製の実証プロジェクトとは違った大きな進展を生み出すのだと思っている。
