効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

吉野町のマイクロ小水力発電

午後一杯吉野町に居た。特急を乗り継いで一時間半。この町が推進しようとしているマイクロ水力発電を核にして地域起こしをするプロジェクトの内容を具体的に知ることができる学習会が同町の公民館で開かれたからだ。
会議室に50人ほども集まっているのにまず驚かされた。前に自転車のリムに小さな羽根を20個ほど取付け水の流れを受け止めて回転させる4.1ワット出力のミニ水力発電機の実物がおいてあった。電力を売るのが目的ではなく、地域に何かの価値を、小さな水路が多いこの地域の特徴を利用して創造しようという発想。地域住民が作るのを楽しみ、続けることに力を合わせるきっかけになれば、ということだろう。この発想がこれからどのように大きく育つか。
会が終わってから隣の人と話していたら、吉野町は3つの地域が合併しているので、この発想を全部の地域に植え付けるのはかなり難しいということだった。地域住民の支持がなければマイクロ水力発電に価値は出ない。地域というものの難しさも知ることができたのも今日の収穫だった。